SerDes
複数の信号線を1本にまとめて高速で送受信する電子回路(またはその技術)。パラレル信号をシリアル信号に変換する(パラシリ変換の)シリアライザと、その反対のデシリアライザ(シリパラ変換)の機能を持ち、高速でこれを行う機器のこと。ことばの由来はserializer(シリアライザ)とdeserializer(デシリアライザ)の2つを合わせた造語(※1)。日本語では「サーデス」と表記されることもある。
コンピュータ内部のバスはパラレル通信だが、これをSerDesによってシリアル信号にして、1本の伝送路(信号線)で高速にデータを送り、受信側ではまたSerDesによって元のパラレル信号に復元する。技術の進歩によって高速なシリアル通信が可能になり、配線数を減らして遠くまで高速にデータを送ることができるSerDesはコンピュータや通信では重要な手法(回路)となった。SerDesは2つのバス(パラレル信号)をつなぐときの高速インタフェースでもある。パソコンやスマホなどの現代の最先端電子機器では、プリント基板の間や電子部品同士のデータ送受信に使われている。
ADASなどの進展で車載カメラは台数や画素数が増え、高画質なカメラ映像を伝送する手法にSsrDesが使われる。車載カメラの映像伝送SerDesには複数の規格があり、GMSL(アナログ・デバイセズ)やFPD-Link(テキサス・インスツルメンツ)など、大手半導体デバイスメーカが独自規格のICをつくっている。2000年代に「MIPI(ミピー) A-PHY(エーファイ)」とASA(エーサー)というオープン規格が登場し、世界トップシェアのGMSLも2025年にオープン化した(TechEyesOnlineのイベントレポート「Rohde & Schwarz Technology Symposium 2026」が詳しい)。
※1 ○○とde○○を組み合わせた技術用語の例として、同様の造語は以下。
モデム(変復調装置):modem=mpdulation(変調)demodulation(復調)、
コーデック:データのエンコード(符号化)とデコード(複号・復元)をする部品や機器。codec= coder(符号化) decorder(複号化)などがある。



.png)