SFP
(Small Form-factor Pluggable)
ネットワーク機器に接続する小型のモジュール(光トランシーバ)の規格の1種。SFPは、1000BASE-SXや1000BASE-LXなどの光ファイバを使ったギガビットLAN(1GbE:1Gbit Ethernet、1Gビットのイーサネット)に対応した規格。
SFPモジュールの外観はサイズ57×14×10mmで、内部のプリント基板上に光トランシーバがあり、電気信号と光信号を相互に変換する。スイッチなどのネットワーク機器や通信計測器のSFP端子にSFPモジュールを差し込むと光ファイバなどを接続できる(通常、光ファイバは送信と受信の2本をつなぐことができる)。つまりUSBメモリの一回り大きな程度のサイズのモジュール(光トランシーバ)を機器に装着するだけで高速なデータ通信を実現する。
1995年制定のGBIC(Gigabit Interface Converter)がギガビットイーサネットの光トランシーバとして使用されてきたが、サイズが半分のSFPが主流になった。SFPモジュールを交換することで、光ファイバ(マルチモードやシングルモード)、銅線(ツイストペアケーブル)などの各種の種類のケーブルを接続できる。SFPの拡張版で、より高速な通信(最大10Gbps)をサポートする規格に「SFP+」がある。2025年9月発売のテクトロニクスの新製品、7シリーズDPO (DPO714AX、周波数帯域25GHzの広帯域オシロスコープ)の背面にはSFP+端子が標準装備され、10Gbpsの高速データ転送が売りである。
SFP規格(SFPトランシーバのMSA:Multi-Source Agreement)は2001年に最初に導入された。当初のSFPは前身のGBICより小型でホットスワップ(活線挿抜)可能なフォームファクタ(form factor)として、最大1Gbpsを実現するように設計された。技術の進歩により2006年に10GbpsをサポートするSFP+が、2014年に25Gbpsに対応するSFP28が導入されるなど、規格の拡張が進んでいる。
フォームファクタとは、ハードウェアの物理的な形状、サイズ、配置などの仕様を定めた規格のこと。PC関連製品のメモリやストレージ、マザーボードなどに使われ、ハードウェアの形状や大きさを決定する要因となるものの総称である。 外形寸法や固定するためのネジ穴などがフォームファクタ(形状の因子、要素)となっている。スモール フォーム ファクター(SFF)というと「小型化された形状」を意味し、主にデスクトップパソコンなどの筐体サイズを示している。従来の大きなデスクトップPCよりもコンパクトな設計で、省スペースと持ち運びやすさを実現した小型PCを指す。

.png)