PRI
(Primary Rate Interface)
デジタル通信サービスのISDN(統合デジタル通信網)で使われる「主幹速度インタフェース)」の略称。BRI(Basic Rate Interface、基本速度インタフェース)よりも大規模な利用を想定した形式で、一般的に中規模以上の企業や公共機関などで利用されている。NTT東西のPRIを利用できるサービス名は「INSネット1500」という。ソフトバンクもPRIによるサービスを運用している。
1つのISDN回線で、23本のBチャンネルと1本のDチャンネルがあり(23B+Dと表記される)、多くの通話やデータ通信を同時に行うことができる。複数の電話回線を一括管理したり、高速なデータ通信やビデオ会議などをスムーズに行ったりできるので、大きな規模のビジネス環境に適した形式である。
Bch(64kbps)x 23回線 + Dch(16kbps)で、PRIは1554kbps(1.5Gbps)の容量がある。
ISDN関連機器の試験を行うISDN擬似交換機やISDNプロトコルアナライザなどの計測器には、BRIやPRIが仕様に明記されている。
PRIに対応した計測器の例:
安藤電気(現横河計測)