計測関連用語集

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詳細説明

OTN

読み方:

おーてぃーえぬ

カテゴリー:

#伝送/交換装置用測定器 #光測定器

(Optical Transport Network)
日本語では「光伝達網」。国際標準化機関ITU-Tで規定される通信規格。長距離(国内/国際:数百~数千km)にわたって大容量の情報を伝達する光伝送装置で運用されている。
従来は世界中の通信規格は地域(国)別のPDH(Plesiochronous Digital Hierarchy、非同期多重化階梯)だったが、技術革新で光増幅器などが生まれて1990年代にSDH(Synchronous Digital Hierarchy、同期多重化階梯)が導入された。日本でも新同期網と呼ばれ、SDH/SONETアナライザなどの測定器が活躍した。2000年以降になるとWDMの技術を使い、SDH/SONETやイーサネットなどはOTNに収容されて、高信頼な広域転送を実現した。OTNは「現在のコアネットワークを構築している技術」、とも説明できる。
通信計測器の雄、アンリツには2000年頃にMP1570A SONET/SDH/PDH/ATMアナライザがあったが、2022年の同社HPには「OTN/SDH/SONET関連測定器」のタイトルページに MT1040A ネットワークマスタ プロなどが掲載されている。2000年頃の通信の規格はPDHやATMなどがまだ残っていたが、2022年にはPDHやATMという表記は無くなり、HPのタイトルにはOTNが真っ先に記述されている。通信の規格は10年単位で様変わりしていることがわかる。なので、通信の規格に対応した測定器は寿命が短い専用器であり、基本測定器(汎用器)とは別のものである。

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