NAND
NAND型フラッシュメモリを略してNANDと呼称することがある。NANDは日本語では否定論理積といい、論理演算の1種。「論理積(AND)ではない(not)」という意味で、「Not AND」を略記したもの。
東亜エレクトロニクス
株式会社(フラッシュサポートグループカンパニー)の「書込みやプログラマに関する用語集」では以下の説明がある。NANDはFLASHメモリの一種。FLASHメモリはNAND型とNOR型に分けられるが、NAND型はNOR型と比較して回路規模が小さいこともあるため、安価に大容量化を行うことができる。また、データの書込みや消去の際の速度も高速であるという特徴もある。USBやFlashSSDなどに使用され、以前は フロッピーディスクを使用していたものからNAND型のFLASHメモリに変更することによって、サイズダウンを行うことも可能となった。
東亜エレクトロニクス フラッシュサポートグループカンパニーは安藤電気のROMライタAF-9700シリーズの製品を移管されて、現在も新製品を発売し続けている(国産ROMライタメーカ2社の内の1社)。同社にはFLASHプログラマという名称の製品があった。他社のROMライタでも「フラッシュプログラマ」という名称があるが、同社はフラッシュではなくFLASHという表記を好んで使っていることが上記の解説でわかる。一般にはNAND型フラッシュメモリなど、フラッシュという表記の方が多い。