MDO
( Mixed Domain Oscilloscope)スペクトラムアナライザのオプションを持つオシロスコープ(オシロ)のこと。MSO(ミックスド・シグナル・オシロ)に倣って周波数軸(ドメイン)もあるというネーミング。テクトロニクスがオシロの形名にはじめて使用し、海外メーカのRIGOL(リゴル)もオシロの形名に使っているが、それ以外ではあまり聞かない(2020/7月現在)。TDS、DPO、MSO、MDOなど、世界No.1のオシロメーカとしてテクトロニクスは新しい機能のオシロのモデル名・品名を作ってきた。MSOという形名を使ったのもテクトロニクスが最初だが、ミックスド・シグナルという単語はキーサイト・テクノロジーがそれ以前の古い時代から使っていた表現である。たとえば「通常のアナログ信号だけでなく、最近はデジタル信号も同じように観測しないといけない。アナログとデジタルが混在している信号(ミックスド・シグナル)の解析には・・・」。デジタル信号の解析器であるロジックアナライザ(ロジアナ)のNo1メーカであったキーサイト・テクノロジーは早くからミックスド・シグナルに注目していたと思われる。
参考用語:ミックスドドメインオシロスコープ、ミックスドシグナルオシロスコープ、MSO