LC共振
(LC resonance)
L(コイル、インダクタンス)とC(コンデンサ、キャパシタンス)で構成された電気回路は特定の共振周波数をもつ。そのため、特定の周波数の信号の生成や、特定の周波数の抽出ができる。チューナーや周波数混合器、発振やフィルタ回路などの電気回路、電気機器に使われる。
共振は物理の重要な現象で、地震で建物が揺れる振動数は、「建物に固有の値(固有振動数)」であるために、その建物に特有の揺れ方をすることは知られている。電気回路の共振とは、LとCを直列(や並列)にした回路がLとCの値で規定される特定の周波数で特異な現象になる(電流や電圧やインピーダンスが特長的な値になる)ことをいう。LとCの単位はL[H(ヘンリー)]、C[F(ファラッド)]。