LANプロトコルアナライザ
(LAN protocol analyzer)
LANでデジタル通信を行っている機器間に設置し、プロトコル(機器間で定められた通信方式)の検査や通信障害の解析を行うデジタル系の計測器。プロトコルアナライザなので、LAN通信を行っている機器の代わりになって動作する、エミュレータ(擬似端末)機能を持つものが多い。略称:LANプロアナやLANアナライザ。
現在では無線LANが普及したのでLANアナライザというと無線LANアナライザを指すことも多い。また、従来の有線(銅線の電気ケーブル)のLANプロアナは現在ではほとんど生産中止で、イーサネットのオンラインモニタとして Wireshark (無料のフリーソフト)が普及している。
LANの黎明期~普及時(1990年頃)にアンリツはLANアナライザMS380Bを販売していた。200k〜2MbpsのLANに対応したプロアナで、「豊富な解析機能により、通信データの確認、障害時の原因究明、故障位置の切り分けが短時間に行える」旨がカタログなどでPRされている。通信機器の障害解析(不具合の究明)を得意とする通信計測器メーカがつくったプロアナである(RS-232Cなどのプロアナの雄、安藤電気は本格的なLANプロアナを発売していない。AE5131にAE5211を装着するとLANのモニタになる)。
1990年代前半には無線LANも規格化が進んだ。また1990年代は、LANプロアナといえばsniffer(スニファー)が代名詞となった。この時期に電気工事に携わっていた技術者は、LANの工事や保守で使う試験機器(有線のLANプロアナ)をスニファーと呼称している(CANバスアナライザをCanalyzerと呼称したり、三菱電機のPLCの名称であるシーケンサをPLCの意味で使ったりする技術者が多いことことと似ている)。
LAN関連測定器としては、レイヤ1試験器としてLANケーブルメータ(LANのケーブルテスタ)もある。プロアナはレイヤ2やレイヤ3の計測器で、両者は評価するレイヤ(階層)が異なる。


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