InfiniiVision
キーサイト・テクノロジーの汎用オシロ(100MHz位~2GHz位の普段使いの一般的なオシロ)の通称(愛称、ニックネーム)。1000Xシリーズ(50MHz~200MHz)から6000Xシリーズ(1 GHz~6GHz)まで5シリーズがある(2020年12月現在)。正確な定義は同社HPなどにも記載が無い。Infinity(無限大)から作った造語という説があるが定かではない。
同社の高速オシロ(周波数帯域がGHzで、解析機能が特徴の広帯域・高額のアナライザ)には同様にInfiniium(インフィニウム)というニックネームがついている。Infiniiumは2005年に54855A発売時に登場したと思われるが、その後InfiniiVisionという名称が生まれたと推測される(いつ、どのモデルから呼ばれ始めたかは不明)。visionは視覚なので、解析に重点を置いたInfiniiumに対して、「見えるオシロ」という位置づけでInfiniiVisionと命名したと思われる。
2024年9月に3000G Xシリーズの高分解能モデル、HD3が発売された。周波数帯域が200MHz~1GHzで、入力が2chのHD302と4chのHD304の2モデル。14ビットADCのMSOだが、ノイズフロアを改善して、従来機種とは波形の見え方が違うことをPRしている。InfiniiVisionは6つのシリーズになった。高分解能オシロを示すHDをそのまま形名にするとは、なんと大胆な命名か、と筆者は大変驚いた。同社のオシロスコープに形名の一貫性がないことはいまさらいうまでもないことで諦めているが、今後HD4という上位機種が発売され、HD形名がシリーズ化されるのかもしれない。
キーサイト・テクノロジーのラインアップ(2024年1月 オートモーティブワールドにて)
参考用語
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