GP-IB
(General Purpose Interface Bus )
コンピュータと周辺機器を接続するためのバス規格の一つ。世界No.1計測器メーカのHP(現キーサイト・テクノロジー)は、計測器をコンピュータで制御する(自動計測)ための規格、HP-IBをつくった。これを元にIEEEが標準化して作成したのがGP-IB。
GP-IBは各計測器メーカの製品に採用され、計測器の校正をする標準室では、GP-IBによって自動校正システムを構築している場合が多い。以前はパソコン用のGP-IBインタフェースカードなどがあった(PCメーカだけでなく、NIなどもつくっている)が、USBの普及によって、現在はGPIB-USB変換アダプタが使われている。
HPはHP-IBだけでなく、計測器の制御用のコンピュータである計測コントローラをつくるなど、スタンドアロン以外の計測器の開発で先進的な役割をはたした。現在のキーサイト・テクノロジーにはモジュール式計測器が多くあり(参考記事にAXIe製品例がある)、共通規格の提案も積極的である。