FlexChannel
オシロスコープのプローブには現在、メーカごとに多くのインタフェース規格がある。FlexChannelはテクトロニクスのプローブ・インタフェースの名称。2017年発売の5シリーズMSOで採用している、同社の最新の入力コネクタの規格名。アナログの信号を測定するTekVPIにロジックプローブを勘合できるコンタクトを追加した構造をしている。なのでTekVPIのプローブをつなぐことができる(上位互換がある)。たとえば4シリーズB MSOの6チャンネルモデルは、TLP058 ロジックプローブを6本用意して各入力chにつなぐと、48チャンネルのロジック・ステートの測定が1台のMSOでできる。キーサイト・テクノロジーのAutoProbeもFlexChannelと同じくBNCコネクタの下部にロジック入力用のコンタクトが並んでいるが、同社は特にAutoProbe以外の特別な名称では呼んでいない。
テクトロニクスが2000年代後半に発売したミックスド・シグナル・オシロスコープの初号器、MSO4000シリーズではアナログ信号の入力コネクタとは別にロジックプローブ用の入力コネクタがあった。1つのchがアナログ用かロジック用かを選択できる構造にしたのがFlexChannelである。
flexは元来「曲げる」、「畳む」の意味で、転じて「物事を柔軟に扱う、行う」ことを指すようになった(フレックスタイム制度、など)。FlexChannelとは「1つのチャンネル(入力)をアナログとデジタルのどちらでも柔軟に選べる」というネーミングと推測するが、あくまで推測でメーカは一言も何もいってはいない。

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