CXPI
(Clock eXtension Peripheral Interface)
CAN(Controller Area Network)よりも低コストだがLIN(Local Interconnect Network)では実現できなかった応答性に優れた車載ネットワーク規格。日本発の通信プロトコルとして国際標準規格になった。応答性が求められるHMI(Human Machine Interface)領域で適用されることを想定している。HMI領域で増え続ける1対1で接続された機器間のワイヤーハーネスの削減、多重化を目的に、日本自動車技術会(略称:自技会、呼称:じぎかい)が策定した。JASO D015とSAE J3076で規格化された後、2020年にISO 20794として国際標準規格になった。
サイドミラーやドアロックなどのボディ制御は、ローコストのLINが多く採用されてきたが、LINはシングルマスタ方式のため、応答性に課題があった(たとえば人がミラーを操作するときは人に合った応答性がないとストレスになる)。CXPIはマスタノードがバスへクロックを提供して、システム内のクロックを同期する。CXPIは「CANとLINのいいとこどり」といわれる。
最大通信速度は20kbps(LINと同じ)だが、実際は9600bps程度で使用されることも多い。低速のためラインアイ社のようなプロトコルアナライザ(オンラインモニタ)で測定ができる。CANやLINの適用が難しかった部位をCXPIで多重化できれば、機器間を1対1でつないでいたワイヤーハーネスが減って、車両の軽量化につながる。

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