計測関連用語集

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詳細説明

CQ出版

読み方:

しーきゅーしゅっぱん

カテゴリー:

#その他

1954年に社員3名で創業し、高度経済成長で基幹産業となったエレクトロニクス産業とともに歩み続けている出版社。1995年まで日本アマチュア無線連盟(JARL)事務局と同じ建物に本社があり、JARLの機関誌「CQ ham radio」を出版。1964年に月刊「トランジスタ技術」を創刊するなど、半導体、コンピュータなどのエレクトロニクス分野に雑誌や書籍を拡大。無線・エレクトロニクス関連の書籍の出版が主な事業である。
CQ出版はエレクトロニクス技術を学ぶセミナーや、中高生などの若い学生向けのイベントを開いてる。2025年8月9日(土)には「トラ技ファン感謝祭~宇宙に届け!日本の電子回路技術~」と題した宇宙がテーマのイベント、「エレキ万博 2025」を秋葉原で開催した。1954年10月創刊のトランジスタ技術が2024年10月に60周年を迎えたので、節目のお祭りである。このようなイベントを同社が開催するのは珍しい。宇宙を特集したトラ技の号の評判が良かったので、テーマを宇宙にしたらしい。JAXAや一般社団法人 クロスユーという団体や、ソニーセミコンダクタソリューションズ、ロームというデバイスメーカ、個人での先進テクノロジなどが展示会場に出展した。JAXAなどの宇宙関係の団体が講演をしている。「半導体チップの自作に挑戦」と題したDigiKey(電子部品の通販サイト)マネージャーとYouTuberのイチケンの共同講演は満席になった。
秋葉原の老舗計測器販売店の東洋計測器 / 計測器ランドは自社が総代理店のNetAllyだけでなく、秋葉原に営業拠点がある日置電機オシロスコープ HD3を拡販しているキーサイト・テクノロジー、宇宙向けソリューションがあるHBK(※)の3社を呼んで、4メーカの計測器を一堂に集めた。多くの海外製計測器を取り扱っている丸文株式会社は、アントレプレナ事業本部 イーリスカンパニー 測位タイミング課が、septentrio(セプテントリオ)社の高性能GPS機器を「セプテントリオ/丸文」で共同出展した。キーサイト・テクノロジーの販売店営業部長は「宇宙分野、電子回路設計への取り組み」について講演している。
ソニーセミコンダクタソリューションズは数年前から始めたボードコンピュータ SPRESENSE (Arduino、アルデュイーノのようなワンボードマイコン)を展示、ロームはモータドライバーの情報サイト 「Tech Web」をPRした。先進テクノロジコーナには趣味で「電気計測器の校正標準を研究している」チームが、標準器を並べた。またトランジスタ技術に記事を執筆している技術者(個人)が、自分の見解をテクトロニクス 6シリーズMSOやリゴル DHO914S オシロスコープを使って実験(デモ)を行っていた(リゴルはこの方の個人所有、テクトロニクスは同社からの借用)。

(※)音響などの振動計測のB&K(ブリュエル・ケアー)と、トルク測定のHBM(ホッティンガー・ボールドウィン・メステクニーク)が2019年に合併して、HBK(Hottinger Brüel & Kjær、ホッティンガー・ブリュエル・ケアー)になった。計測、制御、シミュレーション分野で、機械、音響・振動、電気の3つの物理領域でソリューション提案ができる会社になった。今回の展示会には旧B&Kの振動計測フロントエンドと、旧HBMのデータロガーを展示した。2社はSpectris社の傘下で、日本では「スペクトリス株式会社 ブリュエル・ケアー事業部」、「スペクトリス株式会社 HBM事業部」だったが、現在は「スペクトリス社 ホッティンガー・ブリュエル・ケアー事業部」である。会社としてはB&KやHBMはないが、両社の企業ロゴはまだ健在で、新しいいHBK企業ロゴとは別に名刺に印刷されている。計測器はブランドが長く続く例である。

「エレキ万博」はCQ出版が秋葉原で開催したエレクトロニクスのイベントであるが、アマチュア無線愛好家も地方から見学に来ていた。来場者に比べて会場が狭く、10:30開場から18:00閉場まで2階の展示会場は大変に混雑した状況が続いた。秋葉原に適当な展示会場がないことが残念である。

参考用語
参考記事
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