計測関連用語集

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詳細説明

BER

読み方:

ばー

カテゴリー:

#伝送/交換装置用測定器

(Bit Error Rate)
日本語では「ビット誤り率」、「符号誤り率」、「ビットエラーレート」などの表記がされる。デジタルデータを送るときに、送信装置から伝送路、受信装置を含めた、データ伝送の品質評価で、最も使われる指標。受信側が受け取った全データに対する誤ったデータの比率(誤ったビット数を受信した総ビット数で割った%)。送信時は1だったのに受信時は0になった(またはその反対)という現象が、何らかの原因(外来ノイズの影響や、装置の誤動作など)で起こる。具体的な数値としては10-9乗(10億ビットあたり1ビット)のように、非常に小さな値。デジタルデータは1ビットでも違うと正確に送受信ができないので、このBERを指標にして、誤り修正の対策を行い、間違いのない正確なデータを伝送するようにしている。ビット誤りはゼロにできないので、BERの評価は重要である。

BERはデジタル伝送の指標だが、ジッタは、デジタルに限らずアナログも含めた信号の品質評価に使われる。発音が似た用語のMER(マー)はテレビ・オーディオ測定器の測定項目だが、BERは多くの通信計測器に使われていて、頻繁に現れることばである。通信計測器の基礎用語といえる。

参考用語
計測器情報
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