48V電源
48Vの直流(DC)電源のこと。一般に電子機器はDC駆動だが、商用電源(コンセントの電気)は交流(AC)のため、電子機器は内部の電源回路でACからDCを作るか、PCのACアダプタのようにACをDCに変換するコンバータが外部に必要となる。通信機器の多くはDC48V駆動が多く、NTT局舎も装置には48Vを供給する電源装置や配線がある。計測用電源の大手メーカ、高砂製作所HPには「通信機器駆動用」というタイトルで「-48V直流電源」が掲載されている。自動車の電動化で、従来の鉛蓄電池(12V)を高圧化するのに、日本メーカは数百Vにしているが、ドイツを中止にEUでは48V(LV14規格)の採用が進んでいる。IoTで流行りのビックデータを扱うデータセンターでは近年、直流給電で電力ロスを減らす方策が報じられている(サーバもAC駆動でなく、DC駆動の製品が増えるかもしれない)。