電力回生型双方向電源
(power regeneration type bidirectional power supply)
双方向電源に電力回生機能を備えた製品。双方向とは接続を変えずに出力電流をプラス(力行・充電)からマイナス(回生・放電)にシームレスに変えること。プラスとマイナスの2象限で動作する、シンク(吸い込み)ができる直流電源(※)。電力回生とは供試体から回生・放電した電力を抵抗で熱にして消費せず、装置の1次側(電力系統側)に返すこと。省エネ型として近年の計測用(直流)電源、直流電子負荷装置に導入されている。
(※)4象限で動作するものをバイポーラ電源という。
特に2010年頃からPV(太陽光発電)が普及し始めたとき、パワーコンディショナ(PVの中核となるインバータ装置)の性能評価に、ベンチャーや海外製品の回生電源が出回った。現在は自動車の電動化(EV)が活況のため、モータ、インバータ、バッテリの評価用に国内の計測用電源メーカや、パワーエレクトロニクス機器メーカが回生電源をラインアップしている。SiC(シリコンカーバイド)やGaN(ガン)などの新しいパワー半導体の進歩によって回生電源は今後も進化すると思われる。
国産ではMywayプラスが2001年にモデルAPLを開発、2010年頃の太陽光発電ブームの研究開発用途で各メーカの研究部門が使用した。東陽テクニカも早くから海外製の太陽光発電向け回生電源を取り扱った。高砂製作所は国産の電源メーカとしては早く製品を発売した。2024年現在、菊水電子工業も発売している。また、2020年以降は計測用電源メーカ以外の参入もあり、TECHNO-FRONTIERなどの展示会には毎年のように新しいメーカの製品が出展されている。双方向・回生型のDC電源は現在の流行である。
参考用語
参考記事
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電子負荷と直流電源が一体型の回生電源 Mywayプラス pCUBE国産の回生電源のはしり、Mywayプラスを取材。
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会員専用【展示会レポート】人とくるまのテクノロジー展 2023 名古屋 2ページ目Mywayプラスが2001年に回生電源を開発したことが語られている。
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会員専用【展示会レポート】TECHNO-FRONTIER2018 (会場:幕張メッセ) Part2 電源システム展 2ページ目東陽テクニカブースでEA_Elektro-Automatik社の双方向電源を取材。
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1/2に小型化、2000kWまでユーザで増設可能~電力回生型 双方向直流電源RZ-X 100kW高砂製作所が常に時代の要請に応えて、最先端電源を発表してきたことがわかる。
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会員専用【展示会レポート】TECHNO-FRONTIER2021(東京ビッグサイト青海展示棟)2014年設立のパワーエレクトロニクスメーカ、ヘッドスプリングの最新直流回生電源。
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