開発支援装置
マイコン(マイクロプロセッサ、CPU)を使った組込みシステムの開発・デバッグを行なう測定器。マイコン開発支援装置や、ICE(In Circuit Emulator、アイス)、デバッガなどとも呼ばれる。
1970年代にインテルやモトローラがマイクロプロセッサ(MPUやMCU)を発売すると、電気機器に採用が広がった。MPU/MCUはソフトウェアで動くので、その開発や検証用途の開発支援装置が必要で、1980年頃に大手計測器メーカやベンチャー企業がつくり始めた。計測器メーカでは岩崎通信機や安藤電気などがつくったが、1980年代にベンチャーのソフィアシステムズ(sofia)がシェアを伸ばした。
1990年に横河電機は子会社の横河デジタルコンピュータ(YDC)を設立しadvice(アドバイス)というブランドでラインアップを増やした。1990年代は計測器メーカが撤退していき、ZAX(ザックス)や岩崎技研、ビットランなどのベンチャーが活躍したが、sofiaとYDCが2トップだった。2000年代に主流の方式がフルICEからJTAG(ジェイタグ)に移り、組込み機器の開発ツールの主役は開発支援装置(ICE)ではなくOSやコンパイラなどのソフトウェアになり、トップメーカのsofiaは2021年に生産終了している。
2026年現在、開発支援装置メーカはドイツのLAUTERBACH(ローターバッハ)、京都マイクロコンピュータ、DTSインサイトのadvice(1モデルのみ)などに集約された。開発ツールの主力は開発支援装置ではなくなったが、必ず必要な機器であるため無くなることはない。
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