誘電体放電
略記:DD(Dielectric Discharge)。この試験は、多層絶縁の診断に適用される。測定終了1分後の放電電流値および測定物の容量値を測定することにより、多層からなる絶縁物中に不良がある場合の診断にすぐれた測定方法。定義:誘電体放電=(測定終了して1分後の電流値)/(測定終了時の電圧値xキャパシタンス)。誘電体放電による判定は、2.0以下:良、2.0~4.0:要注意、4.0~7.0:不良、7.0以上:非常に悪い。この判定基準は目安のため、経験に基づいた調整・変更が必要な可能性がある。欧州にて発電所の高圧発生機器を測定するために開発された測定方法。(共立電気計器株式会社の用語集より)