組込み
1. 単体の測定器ではなく、機器に内蔵して使用されることを指す。「ベンチトップ」や「スタンドアロン」と対比して使われる。例:「組込みタイプ」、「組込み用電源」。2. ITやソフトウェアの世界では「組込みソフトウェア(embedded software)」を略していっていることがある。組込みソフトウェアとは、家電や産業機器などに内蔵され特定の機能を実現するためのコンピュータシステムで動作するソフトウェアのこと。ハードウェアであるMPU(マイクロプロセッサ、マイコン)やROM(メモリ)が実装されたプリント基板と、メモリに格納されたプログラムで構成される。 炊飯器から、ロボット、ブルドーザまで、現在のほとんどの電気・電機製品にはMPUと組込みソフトウェアが搭載されている。組込みシステムを試験して完成品にする測定器としてICE( In-Circuit Emulator、アイス、マイコン機器開発支援装置)がある。