組込み
(embedded、built-in)
1. 単体の測定器ではなく、機器に内蔵して使用されることを指す。「ベンチトップ」や「スタンドアロン」と対比して使われる。例:「組込みタイプ」、「組込み用電源」。
2. ITやソフトウェアの世界では「組込みソフトウェア(embedded software)」を略していっていることがある。組込みソフトウェアとは、家電や産業製品などの電子機器に内蔵され特定の機能を実現するためのコンピュータシステムで動作するソフトウェアのこと(組込みシステム)。ハードウェアであるMPU(マイクロプロセッサ、マイコン)やROM(ロム)などのメモリが実装されたプリント基板と、メモリに格納されたプログラムで構成される。炊飯器から、ロボット、ブルドーザまで、現在のほとんどの電気・電機製品にはMPUと組込みソフトウェアが搭載されている。組込みシステムを試験して完成品にする測定器(ツール)としてICE(In-Circuit Emulator、アイス、マイコン機器開発支援装置)がある。
文化庁の指針による送り仮名の付け方に従えば「組み込み」という表記になるが、「打ち合わせ」を「打合せ」と表記(送り仮名の略記)するように、「組込み」も間違いではない。IPA(情報処理推進機構)やJISは「組込み」と表記している。「み」を付けないで略すのが業界標準といえる(「組み込み」ではなく「組込み」と表記する人は業界標準の知識が備わっているといえるかもしれない)。一般には「組み込み」が多いので、「組込み」と「組み込み」が混在していて、どちらも正しいという状況である。
embeddedは「埋め込み」。「組込み」は英語でbuilt-in(内蔵)。上記の1.の意味ではbuilt-inだが、2.はembeddedを和訳する際、埋め込みではなく「組込み」と(業界内で)したと推測される。


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