等価回路
(equivalent circuit)
抵抗(R)とコンデンサ(キャパシタンスC)やコイル(インダクタンスL)が直列や並列につながった回路を等価回路と呼ぶ。集中定数回路の要素であるR、C、Lを使い、実際の電気機器の構造を等価回路に置き換えて数値を測定・解析する。
LCRメータには等価回路を設定する機能がある。交流インピーダンス測定の代表的な計測器であるLCRメータは自動平衡ブリッジ法を採用している。ベクトル電圧計で基準抵抗とDUTの電圧(大きさと位相差)を測定してインピーダンスを算出する。等価回路としてR-C直列、R-C並列、R-L直列、R-L並列などを選択すると、その条件で抵抗成分とリアクタンスを計算して表示する。
電子部品の抵抗器は2本のリード線がある。リード線はL成分があり、「R-L直列」の等価回路はリード線のリアクタンスの値を示す。またリード線が左右ではなく並列に出ている場合は、2本の間にC成分(静電容量)が発生する。等価回路「R-C並列」のリアクタンスが静電容量である。このように使用者が知りたい電子部品の集中回路定数をLCRメータは表示することができる。前提として、使用者が電子部品を等価回路で理解していないと、LCRメータで測定をすることはできない。

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