立ち上がり時間
(rise time)
オシロスコープの立ち上がり時間は、振幅が10%から90%に移る時間(下図のTr)を指す。オシロスコープや電源、信号発生器など、計測器に共通で定義されている用語。逆の時間を立ち下がり時間という。計測器メーカ2社の解説を紹介する。
計測用電源のメーカ、菊水電子工業の総合製品カタログ(電源・電子負荷に関する用語)には「入力電源を投入、または出力をONにした後で、出力電圧が10%から90%に変化するのに要する時間」とある。テクトロニクスの冊子「オシロスコープのすべて」(2017年4月発行)では「パルスが低い電圧から高い電圧に移動するまでの時間で、通常、パルス振幅の10%から90%までの部分」とある。
参考用語:オーバーシュート、立ち上がりエッジ