硬さ試験機
(hardness tester)
物質の「硬さ」を測定する計測機器。硬度計とも呼ばれる。
TEST(総合検査機器展)には内外の主要メーカの硬さ試験機が出品される。国産の株式会社マツザワ(本社:秋田市)はロックウェル硬度計とビッカース硬度計以外にブリネル硬度計もラインアップしている。同じく国産の株式会社フューチュアテック(本社:品川区)と株式会社ミツトヨにはロックウェルとビッカースがある。島津製作所はロックウェル硬度計のみつくっている。主に金属などの硬い物を測定する硬度計をこの4社がつくっている。ゴムなどのやわらかい物の硬度計をDURO METER(デュロメータ、ゴム硬度計)と呼び、国産の高分子計器株式会社(本社:京都、ブランド:ASKER)がある。海外メーカの日本法人、インストロン ジャパン カンパニィ リミテッド(Instron Japan Company Limited)とイノバテスト・ジャパン株式会社(INNOVATEST Japan K.K.)も硬さ試験機のほか、引っ張り試験機や万能試験機などなどをTESTに出展している。InstronとInnovatestは日本法人があるが、Tensilon(テンシロン)の万能試験機は天秤・はかりメーカのエー・アンド・デイが販売をしている。
硬さ試験機と硬度計は同義だが、TESTでの表示(表記)は硬さ試験機が多いと筆者は思う。一般人には硬度計がわかりやすい名称だが、硬度計をネット検索すると可搬型のハンドヘルド硬度計を販売するECサイトが多く出てくる。現場に手で持っていき、簡便に測定できる携帯用の機器である。TESTに展示されている硬度計は、高さが2m以上ある大型の据え置き型や、小型でもベンチトップの装置が多く、ECサイトで売られている硬度計と差別化して「硬さ試験機」と呼んでいるのかもしれない(筆者の推測)。
「硬さ試験機」が装置全体を指すことばで、「硬度計」は小型の簡易型の測定器を指している、という説明もあるが、出典(定義)は明らかではない。硬さ試験機の代表はロックウェル硬度計である(ロックウェル硬さ試験機とは呼称しない)。硬度計と硬さ試験機には、業界人でないとわからない微妙な使い分けがあるのかもしれない(明確な違いは業界人でない筆者にはわからない)。
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