瞬停
(momentary interruption、power flicker)
熟語が示す通り、ごく短時間、「瞬間的に停電する」こと。短時間の定量的な定義はないが、電力会社ではおおむね1分未満の停電を指している。「瞬停」は「短時間停電」とも表現される。「短時間停電」はJIS(日本産業規格)で、「1分を超えない供給電圧の消失」と規定されている。
瞬停が起きると系統(ACコンセント)から電力を受けて動作している電気機器は影響を受けるので、データセンタや工場などはUPS(無停電電源)を常設している。送電線などの電力系統に雷が落ちると瞬停が発生し、家庭で使用しているPCなどは、バッテリの性能が劣化によって低下しているとpower offしてしまい、作成中のデータが消失することもある。
発音が同じ「瞬低」は意味が異なる。