直交変調
(quadrature modulation)
変調の一種で、同相(I)波形と直交(Q)波形の2 つの搬送波(キャリア)が、1 つのチャンネルを通じて結合し(直交変調)、送信され、受信側で分離・復調される。この技術は現在の無線通信ネットワークで使用されている。(テクトロニクス
の冊子「信号発生器のすべて」の用語解説より)
I:In-Phase(同相)、Q:Quadrature-Phase(直交位相)のため、直交変調はI/Q変調と呼ばれることが多い。現在、携帯電話などの移動体通信を筆頭に、無線通信はデジタル変調を使うので、直交変調(I/Q変調)は無線通信の基礎である。計測器としては「I/Q変調信号発生器」などの品名のI/Qジェネレータが、移動体通信向けの信号発生器の主力製品である(以下の参考記事でキーサイト・テクノロジーの新製品を取材)。