無線LANプロトコルアナライザ
(wireless LAN protocol analyzer)
無線LANでデジタル通信を行っている機器間のプロトコル(定められた通信方式)を測定し、機器の検査や通信障害の解析を行う計測器。無線LANが登場し、普及する時期に機器の開発メーカや、保守点検で盛んに使われた。別名、無線LANアナライザとも呼ばれる。
Wi-Fiなどが十分に広まった現在ではプロトコルの確認よりも、RF(無線)の項目の評価に確認事項の比重が移り、無線LANアナライザや無線LANテスタというとスペクトラムアナライザや無線機テスタのような機能の測定器を指すことが多くなった。ただし、無線LANに新しい規格が登場すると、それに対応する機器の開発・検証用途で、新しい規格に対応した無線LANプロトコルアナライザが登場する。新規格とともにプロアナは開発され、このカテゴリーの計測器がなくなることはない。