計測関連用語集

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詳細説明

湿度

読み方:

しつど

カテゴリー:

#物理量測定器

(humidity)[水分用語]
気体中の水分量を示す指標。いくつか種類がある。日常生活で使うのは相対湿度(RH:Relative Humidity)で、大気中に水蒸気として含まれている水分量を比率で示している(なので単位は%)。ほかに絶対湿度もある。湿度計は多くの温度計メーカ(佐藤計量器や安立計器など)がつくっているので、温湿度計と呼称される。
相対湿度が同じでも温度によって水分量が変わるため、工業分野では露点で評価する。露点は絶対水分量を示し、dpと表記される。dpはdew(デュー、結露)pointの略記で、「結露する点」、つまり露点温度のこと。露点とは、気体が冷えていくと含まれる水蒸気が水滴になる温度で、絶対水分量を示している。工業製品の技術者は湿度ではなく露点温度で(水分量を)評価する。
高精度な露点計である鏡面冷却式露点計は鏡(ミラー)が測定部にあり、温度が下がると結露して鏡に露(つゆ)が付く(この温度が露点)。ミラー式露点計ともいい、原理は原始的だが精度が良いため、一般の露点計(センサを使った静電容量式露点計など)の校正に使われる。
前述のように、湿度計は国内メーカがたくさんあるが、精度保証された工業用の温湿度計は国産がほとんどなく、海外製品の輸入が多い(温度計はあるが、ここでいう温湿度計とは水分管理に使えるもののことを指す)。工業用の温湿度計ではフィンランドのヴァイサラが世界No.1で日本でもトップシェア(温湿度変換器などの品名の製品がある)。静電容量式露点計を自社開発し、世界No.1のミラー式露点計であるスイスMBW社の日本総代理店をしている株式会社テクネ計測は、オーストリアのE+E Elektronik社の精密な湿度計を日本で販売している。
このように、工業分野では「湿度」と「露点」、「気体中の水分測定」は密接に関連している。気体の水分測定は露点計が使われるが、食品や穀物などの固体/液体の水分量の測定には水分計が使われる(水分計ではケット科学研究所が有名)。測定対象によって水分測定は計測器が異なる。また水分計と似ているが水質計というと、液体中の物質の濃度を測定したり、分析したりする科学分析器の範疇で、pH計(ペーハーケイ)などがあり水分計とは全く違う機器になる(国産では東亜ディーケーケーがラインアップ多)。
「気体中の水分管理」の会社、株式会社テクネ計測の「湿度で良く使われる用語」には以下の説明がある。湿度は空気または他の気体中における水蒸気の存在。「湿度」を相対湿度だけの意味で用いる場合があるが、厳密にいえば、「湿度」は湿度の絶対的表示の全てにも適用される。非常に低い湿度に対しては、他の専門用語が用いられる傾向にある。

参考記事(会員専用):【展示会レポート】スマートエネルギーWeek春展(FC EXPO/二次電池展/スマートグリッドEXPO)の2ページ目・・テクネ計測ブースで水分測定や湿度について取材。

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