掃引
(sweep)
測定値を画面にグラフ表示する計測器で、波形を描画していくこと。掃引信号発生器は周波数をある範囲で下から上に一定時間で変えていく可変信号発生器である。RFやマイクロ波、ミリ波では可変信号発生器をスイーパというが、波長の測定器である光スペクトラムアナライザと併用される波長可変光源は別名
チューナブルレーザー光源といい、(sweepでなくtunableで)スイーパではない。
テクトロニクスの冊子「オシロスコープのすべて」(2017年4月発行)では「掃引:オシロスコープの電子ビームが、CRTディスプレイ上を水平方向に左から右へ移動すること」と解説されている。たしかにオシロスコープ(オシロ)も水平軸(時間軸)を掃引しているが、最近のオシロは波形更新レートや波形取込レートのほうを良くPRしている。掃引時間と波形更新(取込)レートは定義が異なる。
参考用語:掃引速度、掃引時間、シンセサイズドスイーパ、SWP、掃引ジェネレータ