計測関連用語集

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詳細説明

感度

読み方:

かんど

カテゴリー:

#その他

計測器によって定義が違う。代表的な2つの例を紹介する。絶縁抵抗計(メガー)、接地抵抗計などの現場用の小型測定器を世界120国に輸出している共立電気計器株式会社の用語集には次のようにある。「感度:測定器が測定量の変化に感ずる度合いで、指示値の変化とその変化を生じさせた測定量の変化との比で表す。感度=指示値の変化/測定量の変化。」これは針が触れて止まった場所の値(指示値)を読んだ、アナログ式の現場測定器の感度の定義である。測定値の変化にどれだけ正確に針が追従して測定値を示す(指示値)ことができるがが感度である、と定義している。別の測定器では次のような解説がある。「感度:スペクトラム・アナライザの表示で、最も 狭い測定可能な周波数バンド幅。RBW(分解能帯域幅)により、2つの隣接した信号成分を識別する能力が決まる。(テクトロニクス、2009年10月発行、「リアルタイム・スペクトル解析のすべて」より)」つまり、スぺクトラムアナライザでは大変近い周波数(隣接チャネル)を識別して検出できる度合のことを感度といっている。メガーとスペクトラムアナライザ(スペアナ)では感度の解説がまったく異なる。共立電気のいう「指示値の変化/測定量の変化」は比率で、(電圧や抵抗値などであるが)単位はない(無次元)。スペアナの感度は周波数である。計測器はおのおの測定原理があり、測定する物理量が異なる。測定のやり方、測定値の読み方、測定上の注意点もそれぞれ異なり、何を「感度」と定義するかも異なる。デジタルマルチメータ(DMM)とオシロスコープでは「分解能」の定義がまったく違うのもそのためである。感度、分解能、などの大変一般的で、一見簡単そうな単語は、計測器によって固有の定義があり、計測用語としては簡単ではないという、絶好の例といえる。

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