局部発振器
(local oscillator)
周波数変換などの目的でミキサに加える信号の発振回路。「ローカル発振器」や「ローカルオシレータ」とも呼ばれる。発振周波数は、固定のものあるいは可変のものがある。スペクトラムアナライザ内部にも使われている。無線や移動体通信の計測器で、局部発振器やローカルオシレータの名称の製品もある。
キーサイト・テクノロジーには「70900B ローカル・オシレータ」や「M9302A PXI局部発振器(3GHz~10GHz)」という製品があったが生産中止で、現在は局部発振器などの品名のモデルは見当たらない(単体の計測器ではなく機器内部の部位としてはある)。アンリツやローデ・シュワルツにもない。(2024年12月現在)
計測に関する技術コンテンツを豊富に公開しているアナログ・デバイセズは「ローカル発振器(LO)」と初めに記述して、以降はLOと表記している解説がある。業界関係者(無線通信を知っている人達)は局部発振器をLOと略記するようである。