回路計
(multimeter、circuit meter)
電子回路の基本的な物理量である電圧、電流、抵抗を測定する計測器のこと。電圧計や電流計のような単一の物理量だけの測定ではなく、複数に対応した計測器なので、別名、マルチメータ。マルチな(多種類に対応した)メータ(測定器)という意味。俗称ではテスタとも呼ばれる。
日本では別名、回路試験器(circuit tester)と呼ばれることもある。電気・電子回路を試験(テスト)する機器なのでテスター(tester)が通称。欧米ではmultimeter(マルチメータ)と呼ばれることが多いらしい(海外ではtesterは計測器全般を指すことばである)。
回路計は指示計器(指針が目盛盤上を動き、止まった位置を読み取るアナログ表示の機器)の1種といえる。外観は小型の立方体で、可搬型である。デジタル表示になると携帯に適した名刺サイズの薄型モデルもある。プロの電気工事士の必須のツールだったが、最近はデジタル式の計測器に置き換わっている。趣味の電子工作を楽しむ愛好家はほぼ1台は保有して、重宝に使っている。日本では「テスター」(またはマルチメータ)と呼称されることが多いが、正式には回路計である(ただしこの呼称はほとんど会話では使われない)。海外ではmultimeterなので、circuit meterは回路計を英訳した和製英語かもしれない。
JIS C1202 : 2000 回路計 Circuit Testersは冒頭に「直流電圧、直流電流、交流電圧、交流電流及び抵抗のうち、3種以上を測定するアナログ式及びディジタル式回路計と標準付属のテストリードについて規定する」とある。つまり、JISでは回路計はマルチメータと同義である。ただし、一般に回路計というと、アナログのテスタをイメージする人が大多数と思われる。
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