周波数カウンタ
(frequency counter)
周波数をデジタル表示する測定器。計測器の分類としては、時間測定器の内のエレクトリック・カウンタ(略してカウンタ)の1種。周波数の逆数が時間なので、時間の表示もできる。ここでいう時間とは周期(秒)のことである。Hewlett Packard(HP、ヒューレット・パッカード、現キーサイト・テクノロジー)が1952年に最初の周波数カウンタHP 524A(10MHz)を発売してから、多くの周波数カウンタがつくられた。日本ではタケダ理研工業(現アドバンテスト)が1957年に国産初のTR-124Bを発売している。現在は国産では岩崎通信機がラインアップしている。横河電機やアドバンテストは生産中止になり、現存(後継)会社の横河計測やエーディーシーはカウンタをつくっていない。周波数カウンタは周波数・時間の正確な測定器であるが、近年は需要が低く撤退したメーカが多い。
時間(周波数)測定器であるカウンタ(エレクトリック・カウンタ)の名称(品名)は、現在は周波数カウンタとユニバーサルカウンタのどちらかが多い(メーカによって異なる)。キーサイト・テクノロジーHPの製品ページ「RF&ユニバーサル周波数カウンター」では、「周波数カウンターの製品ラインアップ」と題して以下の3モデル(形名 / 品名 / 仕様)が掲載されている(2026年1月)。
53210A / RF周波数カウンター / 350 MHz 、10桁/秒
53220A / ユニバーサル周波数カウンター・タイマー / 350 MHz、12桁/秒 、100ps
53230A / ユニバーサル周波数カウンター・タイマー / 350 MHz、12桁/秒 、20ps
周波数カウンタとユニバーサルカウンタの違い(定義)は不明瞭だが、周波数に特化した周波数カウンタが多機能になりパルス幅、デューティ比、位相、時間差など、周波数以外に時間も位相も測定できる万能 周波数時間測定器になり、ユニバーサルカウンタと呼ばれるようになったといわれる(正確な定義はない)。ただし上記のキーサイト・テクノロジーは周波数カウンタをカウンタの総称、ユニバーサルカウンタを具体的な製品名称にしているようにも感じられる。つまり、メーカによって名称は様々で、統一見解(きちんとした定義)はない。

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