計測関連用語集

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詳細説明

半導体IP

読み方:

はんどうたいあいぴー

カテゴリー:

#半導体測定器

半導体分野では「IP」はIntellectual Property(知的財産)の略。半導体IPとは、CPUやメモリなど、LSI(大規模集積回路)を構成する機能ブロックの設計資産を指す。「特定の機能を果たすために設計された再利用可能な半導体設計ブロック」、とも表現される。実体は回路情報が含まれたデジタルデータなので、「回路設計データ」である。「IP」は「マクロ」とも呼ばれ、MPU(マイクロプロセッサ)やメモリなど機能ブロックごとの設計に欠かせない「設計データ(設計資産)」である。IPは元来 知的財産という意味だが、半導体業界では回路情報は重要な技術製品なので、形のない商品としてIPと呼ばれるようになった。

「IPコア」(IP core)という表現が良くされる(coreは中核、芯の意味)。IPコアはIPを具体的に実装した再利用可能な回路設計資産を指している。IPは「知的財産」という広い概念で、実態は「知的財産を具体的な設計情報として実装した部品」なので、IPコアと呼ばれる。半導体IP、IPコアはほぼ同義である。半導体業界で話しているときは略してIPと呼んでいることが多い。一般にIPというとインターネット通信の「Internet Protocol」(通信規格の一つ)が有名なので、区別して「半導体IP」や「IPコア」ということばがある。

IPを提供(販売)する企業や組織を「IPプロバイダ」という。用途や分野ごとに特化したIPを開発して、ライセンスとしてIDMファブレスなどの企業に販売する。IPプロバイダはIPの設計だけを行い、デバイスメーカはIPプロバイダから必要なIPコアのライセンスを購入し、自社のLSIに組み込む。これら設計情報は再利用可能で、半導体デバイスの開発者はIPコアを利用することで開発期間短縮やコスト削減、品質向上につながっている。IPプロバイダを略してIPと呼んでいることもある。

IPの種類はシリアルインタフェース(USBなど)、パラレルインタフェース(DDRなど)、CPU、DSP、アナログ(PLLADCなど)など、機能別になっている。
世界的なIPプロバイダは以下。
・アーム(英国) : 組込みシステムやコンピュータに使われる、32/64ビットのARMコア。
・シノプシス(米国) : EDAベンダ兼IPプロバイダ。幅広いインタフェース仕様に対応。
・ケイデンス・デザイン・システムズ(米国) : Tensilica(テンシリカ)のDSPコアやインタフェースコアなど。
・シーバ(米国/イスラエル) : 信号処理コア。2025年10月のDesign Solution Forumでは、日本シーバ株は「NPU IPと開発環境」について講演し、CEVA製のJTAG ICEを展示している。ICEは非売品で、シーバのIPを購入したユーザに開発環境としてICEを提供している。シーバはハードウェアが得意な会社でICEを自社開発できる技術がある。

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