計測関連用語集

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詳細説明

分散型電源

読み方:

ぶんさんがたでんげん

カテゴリー:

#その他

(distributed power generation facility)
地域ごとに設置された小規模な発電施設の総称。電力会社による大規模集中発電設備に対する相対的な呼称。分散型エネルギー源や分散型エネルギーとも呼ばれる。いわゆる、小型の発電施設や蓄電機器のことで、ここでいう「電源」とは家庭や工場などに電力を供給できる施設・機器を指している。PVや風力発電などの再生可能エネルギーを筆頭に、燃料電池(家庭にあるエネファームなど)、蓄電施設(電力貯蔵システム)などがある。EVの普及による充電スタンドも含まれる。広義には化石燃料を利用した設備(ディーゼル・ガスエンジンやガスタービンなどの発電機)も含む。
地産地消ではないが、需要家(電気を使うユーザ)エリアに隣接して分散配置された電源(発電施設)がその地域の電力を補うことが進んでいる。ただし、分散型電源の比率が高まると、本来の電力系統の安定性が低くなるので、導入が急激に進むことには課題がある。エネルギーミックス(電源の種類が偏らずに、多くの種類の発電施設があること)が望ましい。その意味では現在停止している多くの原子力発電所を一刻も早く稼働させて、火力発電の比率を低くすることが、ゼロエミッションの観点だけではなく、日本の安全保障上、重要かつ急務であると筆者は考える。

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