八木・宇田アンテナ
(Yagi-Uda Antenna)
アレイアンテナの一種。ダイポールアンテナを素子(エレメント)として、3本以上の複数の素子があるアンテナで、指向性が高く、ダイポールやホイップアンテナに比べ利得が高い。主にテレビやFM放送の受信、アマチュア無線や業務無線の基地局などに使われている。日本人の宇田新太郎が研究し、八木秀次と共同発明した。Yagi-Uda Antennaは世界で通用する名前である。八木アンテナと呼称されることも多い。
1952年(昭和27年)に、近未来のTV放送時代を見据え、八木アンテナの技術を製品化し、アンテナの製造・販売を目的とした八木アンテナ株式会社を八木博士は設立し社長に就任している。会社は、日立系の国際電気に2000年代に吸収され、現在は日立国際電気グループの株式会社HYSエンジニアリングサービスになっている。
計測器情報:品名に八木が付く製品の例