側波帯
(side band)
搬送波(下図の周波数 fc )に対して、f1~f2の周波数帯を持った信号波(ベースバンドという)で振幅変調(AM変調)すると、搬送波を中心として、これより低い周波数成分fc-(f1~f2)と、これより高い成分fc+(f1~f2)が生ずる。これを側波帯という。搬送波より低い方を下側波帯(LSB: Lower Side Band)、搬送波より高いほうを上側波帯(USB: Upper side Band)という。2つの測波帯を含む周波数帯域(fc-f1~fc+f1)がこの通信で使用される占有帯域幅となる。
NHKは東京ではAMラジオ(中波)は594kHz、FM放送は82.5MHzの搬送波で電波を送信している。この周波数の上下に音声や音楽などの放送信号(f1~f2の帯)で電波を送信しているので、その中に入る周波数で別の電波を送ると混信してしまう。別のラジオ放送局は搬送波の周波数を十分に離して送信を行う。
側波帯を日本語で「サイドバンド」と表現することもある。搬送波と上側波帯、下側波帯のすべてを送信する方式をDSB(Double Side Band、両側波帯)といい、公共放送で使われている。搬送波と片方の側波帯(上側波帯または下側波帯)のみを送信する方式のSSB(Single Side Band、単側波帯)は、帯域幅が狭く、省エネルギーで遠方まで電波が届くため、アマチュア無線で使われている。



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