計測関連用語集

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詳細説明

ロジックアナライザ

読み方:

ろじっくあならいざ

カテゴリー:

#ロジックアナライザ

デジタル回路の動作を調べる機器。構造は多チャンネルの電圧計。電圧を検出するが、アナログの値ではなく1か0のデジタル値でしか認識しない。また表示はソフトウェアコードや言語で電圧値ではない。各チャンネルの1・0の時間推移(タイミング)を表示する機能は現在のミックスドシグナルオシロのロジック入力機能の元となった。マイクロプロセッサ(MPU、CPU、マイコン)が普及した1970年代後半に出現し、組み込み機器の開発・デバッグに威力を発揮した。2000年代以降はICEのJTAG化と歩調を同じくしてその役割をほぼ終えた。バスアナライザ(プロトコルアナライザの1種)として延命している機種もある。略称:ロジアナ。マイコン黎明〜普及期には計測器メーカがこぞって参入したが、現在はHP(現キーサイト・テクノロジー)とテクトロニクスにラインアップがある。4ビットから始まったCPUチップが16ビット、32ビットと進化すると、バスも増え、処理速度も高速化した。キーサイトはロジアナ内部に高速処理をするFPGAなどを搭載して、モデルを増やした。国産計測器メーカは追従できずに撤退していった。テクトロニクスのモデルもファンがいた。テクトロニクスの冊子「オシロスコープのすべて」(2017年4月発行)では「ロジック・アナライザ:多数のデジタル信号の論理ステートを時間軸に対する変化で表示する機器。デジタル・データを解析し、リアルタイムなソフトウェア実行、データ・フロー、ステート・シーケンスなどが表示できる」とある。余談だが、ある大手通信機器メーカは交換機の開発などで高額なロジアナを3桁の台数で使用した。ロジアナは電圧測定器だからと、このメーカは校正対象にしていた。これは大きな間違いである。ロジアナは電圧を測定しても1か0の表示しかしない。アナログの電圧計ではなく、プロアナのようなデジタル測定器である。精度がはずれてきて1を0に表示したら故障(修理)で、校正ではない。ただし社内規定で校正対象だから、校正周期(通常1年)ごとに校正書類を更新しないといけない。レンタルで運用している機材は、毎月のように校正の対応が発生し、現場は大いに無駄な作業を続けた、という笑えない話である。新しい測定器であるロジアナを正しく理解できる人材が、大手でも校正部門にはいなかったのかもしれない。

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