計測関連用語集

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詳細説明

メモリ長

読み方:

めもりちょう

カテゴリー:

#オシロスコープ

デジタルオシロスコープでサンプリングしたデータを記録できる数をメモリ長(またはレコード長)という。メモリ長とサンプリング、測定時間の間には、次の関係がある。測定時間(s)=メモリ長(Word)/サンプリング(S/s)。高速サンプリング(密)で測定すると、測定時間は短かくなり、低速サンプリング(粗)ならば長時間測定できる。従来、メモリが高価だったので、デジタルオシロスコープのメモリは標準では大きくない。今でも各メーカはメモリ増設をオプションにして、性能(と価格)を選択できるようにしている。 メモリ長やレコード長という表現でなく「内蔵メモり」や単に「メモリ」と記述している場合もある。元来、オシロスコープは高速の信号を精度良く捕まえることが主眼で、精度とデータ数(サンプリング)はトレードオフである。電子回路の高速信号をオシロで測定してもせいぜい数秒程度でメモリはいっぱいになる。長時間記録が目的ならばオシロスコープでなくレコーダ(記録計)の出番である。次の記事に「レコード長」の解説がある。「デジタルオシロスコープの基礎と概要(第2回)」https://www.techeyesonline.com/tech-column/detail/Reference-DigitalOscilloscope-02/

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