計測関連用語集

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詳細説明

メタサーフェス

読み方:

めたさーふぇす

カテゴリー:

#その他

(meta surface)
光(電波)の波長よりも十分小さな構造体を 2次元に配列した人工材料。人工的な構造で3次元のものをメタマテリアルと呼ぶので、メタサーフェスはメタマテリアルの一種ともいえる。メタはギリシャ語で「超越した」という意味で、サーフェスは「表面」「水面」(※)。メタマテリアルは、自然界にない機能や性質を持つ「超越した材料」。
2011年にハーバード大学が実証に成功した、最近の新しい技術。光の位相や偏向などの制御に使えるので、フィルタやレンズ、反射板など、幅広い応用が期待されている。一般社団法人 電気学会の電力・エネルギー部門(B部門)が用語解説をしている。光ファイバ計測にも関連する技術といえる。映像メディア学会も解説している。
2025年09月に東京大学はアクティブメタサーフェスの実証実験成功を発表した。厚み1 μm以下の10μm角素子で、1Vの電圧印加で1.6G bpsのデータ変調に成功した。従来、数十V以上が必要だった反射光の強度変調を1桁低い電圧で高速に変化させたので、実用化に向けた一歩となった。光コンピューティングなどの分野への応用が検討されている。

(※) サーフェスは単なる表面だけではなく、「外見」や「隠れていた問題が表面化する」という意味でも使われる。マイクロソフトのタブレットPCのシリーズ名にもなっている(Microsoft Surface)。

参考用語
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