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計測関連用語集

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詳細説明

ミックスドドメインオシロスコープ

読み方:

みっくすどどめいんおしろすこーぷ

カテゴリー:

#オシロスコープ

(Mixed Domain Oscilloscope) 略称「MDO」。スペクトラムアナライザ(スペアナ)機能があるオシロスコープのこと。MSO(ミックスドシグナルオシロスコープ)に倣って、時間軸と周波数軸の両方が波形表示できるという、テクトロニクスが作った造語。発売当時は同社のオンリーワン製品だったが、現在は外資のRIGOL(リゴル:中国の計測器メーカ)やテクシオ・テクノロジー(※)が、テクトロニクス同様にMDO形名の同等機種を発売している。オシロメーカであるテクトロニクスがRF分野のスペアナに参入したとき、時間軸でも表示できるリアルタイム・スペアナを発売した。周波数スペクトラムが時間的に変化する様子がカラー画面に表示される様は、視覚的にもインパクトがあった。いわゆるスぺアナにオシロ機能を付けたわけで、MDOはその逆をしたといえる。余談だが、周波数軸と時間軸をもつ測定器として、すでにHP(ヒューレット・パッカード。現キーサイト・テクノロジー)にはVSA(ベクトル・シグナル・アナライザ)というユニークな製品があり、2軸表示の解析器(アナライザ)は同社の独壇場だったので、時間軸表示できるスペアナの出現にHPはまったく動じなかったと思われる。実際、テクトロニクスの現在の主力スペアナはUSBタイプで、キーサイト・テクノロジーのシェアに変化はないと推察される。MDOは複数の海外メーカが発売しているが、MSOのようにオシロの1ジャンルとして認知されているとは思えない。RF分野の雄、ローデ&シュワルツはオシロ参入時にスペアナ機能を付加した製品を発売したが、MDOなる表現はみられない。(※)台湾の計測器メーカGoodwill Instrument Co.,Ltd.(グッドウイル、ブランド名GwINSTEK)は旧ケンウッドの計測器事業が分離したテクシオ・テクノロジー(ブランド名TEXIO)に資本参加し、2014年1月に親会社となった。文教分野の顧客に安価な電源とオシロスコープを提供してきた老舗計測器メーカのテクシオ・テクノロジーはグッドウイルに吸収された。現在のテクシオ・テクノロジーはグッドウイルの日本での販社(代理店)であり、開発部門は無い。つまり、家電業界でシャープが台湾資本になったように、計測器業界でも中華資本の参入が起きた。

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