ボードテスタ
(board tester)
プリント基板(printed circuit board)の検査装置をボードテスタと呼ぶ。ベアボードや半導体パッケージ基板、実装基板のショート・オープン検査を高速に行うなどの機能がある。インサーキットテスタとも呼ばれる。構造は多チャンネルの簡易デジタルマルチメータ(またはLCRメータ)といえる。計測器の1種だが、検査ラインに設備される大型の機器である。日本電気計測器工業会の解説もあり、統計データが発表されている(JEMIMAのHPで、電気測定器の技術解説 3-7-1 は、ボードテスタである)。半導体テスタメーカのラインアップにもボードテスタと競合する製品がある。
計測器メーカ 2社のホームページから以下に紹介する(2025年9月現在)。
日置電機はHPの製品ページに「ベアボード検査 | パッケージ検査 | 実装基板検査(インサーキットテスト)」のタイトルで各種のボードテスタを掲載している。同社は日本だけでなく東南アジアなどの海外でも精力的に販売をしていて、国産トップのボードテスタメーカである。キーサイト・テクノロジーはHPの製品ページ / 測定器 / 計測器 / 設計評価ソフトウェアの下に「インサーキット・テスト・システム(ICT)」のタイトルで、各種の装置を掲載している。同社は半導体テスタを他社に売却したが、ボードテスタは自社に残して続けている。日置電機といえば電力計やレコーダ、クランプなどの現場測定器が有名で、ボードテスタを展示会で見ることは少ないが、キーサイト・テクノロジーは時々、展示しているのを筆者は見かける。
その他のボードテスタメーカでは、岡山県井原市に本社があるタカヤ株式会社や千葉県流山市のWIT株式会社(ダブリュ・アイ・ティ)などがある。
近年、IEEE(アイトリプルイー)ではボードテスタに変わる有効な検査手法としてバウンダリスキャンテストを推奨しているが、日本ではまだ普及率が低い。


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