ホトマル
(photomultiplier tube)
光電子増倍管の通称。英語の始めの文字(フォトマルチプライヤ)の頭を取って「ホトマル」と呼称する(フォトマルでないのは、スマートフォンがスマホと略されるのに似ている)。光電子増倍管はPMTと略記されることもある。高感度な光センサとして現在も活躍する真空管の1種。
岐阜県の神岡鉱山の地下にあるスーパーカミオカンデには、約1万個のホトマルが設置されている。素粒子の1つであるニュートリノの振る舞いを捉えたことで、小柴昌俊氏などがノーベル物理学賞を受賞した。微弱なニュートリノを検知する高感度なセンサがノーベル賞につながった。
参考用語:フォトダイオード
計測器情報:フォトダイオードが品名に付く製品の例