計測関連用語集

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詳細説明

プローブチップ

読み方:

ぷろーぶちっぷ

カテゴリー:

#オシロスコープ

(probe chip)
プローブ先端の交換部品。従来の標準プローブ(10:1分圧パッシブプローブ)にも複数種類の交換部品があったが、特にアクティブプローブには多い。
2000年代にオシロスコープの周波数帯域は数十GHzに性能向上すると(広帯域オシロスコープ)、プローブの性能も数十GHzになった。高周波になるとプロービング(正確に波形観測するためのプローブの仕方)が難しくなり、グランド・リードを短くしたり、先端に電子部品の抵抗器をはんだ付けしたりするようになった。2005年に発売したキーサイト・テクノロジーの54855Aに使うInfiniiMax 1134Aプロービング・システムには、小袋に入った多くのチップ部品が標準添付されていた。

InfiniiMax E2677B差動はんだ付けプローブヘッド(E2677B Probe head、InfiniiMax differential solder in and accessories)は約10cmのリード長で狭いスペースにも届く12GHzの差動アクティブプローブで、先端にチップ部品の抵抗が付いている。付属品には30個のダンピング抵抗が付いている(フル帯域幅20個、中帯域幅10個)。ダンピング抵抗はプローブチップといえる。

各オシロスコープメーカは工夫をこらして、多くのプローブ先端用のアクセサリをつくっている。
chip(チップ)は「小片」、「端切れ」のこと。プローブチップは「プローブ用の、先端部分の交換用の小片」という意味。

参考用語
参考記事
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