ブラウン管
(cathode ray tube)
真空管の陰極線管(cathode ray tube、CRT)を応用した、グラフ(波形)や画像の表示装置。電子銃から電子ビームを蛍光面に照射し、発光させて像を表示することを、ドイツのカール・フェルディナント・ブラウン(Karl F.Braun)が発明した。1960年代の初期のテレビに採用されたため、日本では「ブラウン管」という呼称が広く人々に知られている。
ブラウン管は19世紀に考案されているが、1930年代にこれを使って電気信号の波形(電圧の時間変位)を表示したのが、オシロスコープ(アナログオシロスコープ)の原型といわれる(当時はオシログラフと呼ばれた)。ブラウン管は進歩・改良され、アナログオシロスコープが2010年代に生産終了するまで(※)、表示機構はブラウン管だった。そのためアナログオシロスコープは別名、ブラウン管オシロスコープとも呼ばれる。
(※) 国産オシロスコープの老舗、岩崎通信機が最後のアナログオシロスコープ、モデルTS-80600/TS-81000アナログストレージオシロスコープを販売終了したのは2013年。
英語のbraun tubeを日本語でブラウン管と呼んだかどうかは不明。cathode ray tubeを和訳すると「陰極線管」で、略記のCRTも良く使われ、CRTは表示装置を示す日本語となっている。ブラウン管の英語表記はcathode ray tubeとする文献が多い(braun tubeではない)。陰極線管(Cathode Ray Tube)は技術の総称で、ブラウン管は発明者に由来する、テレビやモニタに応用された代表的な真空管の通称である。陰極線管の別名がブラウン管で、実質的に同じものといえるが、正確には陰極線管とブラウン管の違いは不明瞭である。


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