パワーサイクル試験
(power cycling test)
デバイスに大電力を印加して発熱と冷却を繰り返し、電気的ストレスや熱応力による不具合を評価する試験。パワーデバイスでは必須の試験項目。
受託試験を事業にしている(株)クオルテックは、自社でパワーサイクル試験装置を開発し、量産試験を行っている(以下のテクトロニクスの記事が詳しい)。創業50年の試験場である(株)ケミトックスは、パワーサイクル試験でISO/IEC 17025の試験所認定を取得している(2025年3月現在、同社1社しかいない)。同社は高精度の試験ができるので、量産試験ではなく試作品や開発品の試験で利用されている。
環境試験の中で、サイクル試験としては、パワーサイクル試験以外に温度サイクル試験や温湿度サイクル試験がある。