パスカル
(pascal)
圧力や応力の単位[Pa]。SI(国際単位系)の1つ。計測器の圧力計で良く使われている。台風や低気圧の程度を980hPa(ヘクトパスカル)のように表記する。気象の世界では長らく気圧の単位はmbar(ミリバール)だったが、SI単位系の制定によって、日本では1992年からmbarはhPaに表記が変った(mbaとhPaは同じ数値)。1992年(平成4年)以前のTVやラジオの天気予報では、台風の大きさはミリバールだった。
株式会社パスカルはPLD(Pulse Laser Deposition )装置の世界的なメーカで、商社としてはアジレント・テクノロジーの真空機器の販売最大手である。科学分析機器、理化学機器の範疇の企業なので、物理量の代表ともいえる圧力の単位、パスカルを社名にしているのは自然だと筆者は感じる。1986年に真空関連機器 ・装置 ・ 部品の商社として設立時に、会社名をパスカルにした由来は不明。