ネットワーク・タップ
(network tap)
ネットワークの通信の状態のタッピング(通信を邪魔しないモニタ)をする機器。タップ(TAP)はテストアクセスポイントの略。ネットワークTAPや単にTAPとも表記される。タッピングはビジネス用語では「相手先の企業の興味度をはかる」というセンシングの意味でも使われる。TAPも広い意味があるが、以下はネットワークや計測の範囲で説明する。
車載Eherenetで製品化されている。通信しているリンクからデータを引っ張ってきて、データロガーやPCで解析するなどの用途で使われる。車載Ethernet製品で先進のラインアップがあるTechnica Engineering社はCANやLINのラインからデータを取るモジュールも用意している。他社では「イーサネット・テストアクセスポイント」という名称のネットワーク・タップ製品もある。
ネットワークからパケットを安全に取り出し、幅広くパケットを集約するには、ネットワークパケットブローカー(NPB)とネットワーク・タップ(TAP)が使われる。TAPはネットワーク上の監視対象となる各ネットワーク機器間に設置し、通過したパケットを分岐させる機能をもつ。TAPによって上りと下りのパケットを物理レベルで取り出す。監視対象のポイントごとにTAPを設置することが好ましいとされる。特にネットワークのトラフィック量が多い場所に利用することが推奨されている。