デュロメータ
(duro meter)
別名、ゴム硬度計と呼ばれる、ゴムの硬さの測定器。物質の硬さの測定器である硬度計の内、金属などの硬い材料の測定器を硬さ試験機、ゴムやプラスチックなどの軟質材料の測定器をデュロメータと呼んでいる。硬度計が勢揃いするTEST(総合検査機器展)には内外のこれらの試験機器が出展されている。
高分子計器株式会社(本社:京都、ブランド:ASKER)は、直近では以下の展示会にデュロメータを出品している(以下3展は最近での常連のようである)。
TEST2025 第18回総合試験機器展(2025年9月10~12日)
自動車技術展 人とくるまのテクノロジー展2025(2025年5月21~23日)
INTERMEASURE 2024 (第31回計量計測展)(2024年9月18~20日)
日本精密測定機器工業会が主催する測定計測展にノギス、マイクロメータなどの測長器を出展している株式会社テクロック(本社:長野県岡谷市)は、「ゴムの硬さ計、業界トップシェア」と題して「世界で最も幅広いラインナップ」と表記して、デュロメータをHPに掲載している。ロックウェル硬度計をつくっている島津製作所はプラスチック硬さ測定アナライザー DUH-210を販売している(2025年10月現在同社HPより)。同社にはハンドヘルドのデュロメータがあった(現在のHPには掲載されていない)。村田機械のグループ会社であるムラテックKDS株式会社(本社:京都市)は巻尺から始まった長さ計メーカだが、現在はラインアップを広げ、デュロメータも4モデルつくっている(2025年同社HPより)。
つまり、硬度計の1種であるデュロメータはノギス・マイクロメータのような長さ測定器の要素技術を蓄積して研鑽すれば、つくれる製品かもしれない。
軟質材料の硬さを示す方法の一つに米国Shore(ショア)社が開発した「ショア硬度」があり、硬さ試験の値を「ショアA」、「ショアD」などと表示して、各規格に準拠した測定がある。高分子計器株式会社のモデルは測定対象の硬さに応じてタイプ AやタイプEなどがあり、JIS K 6253などに準拠している。
硬さ(硬度)は測定手法によって基準や単位が多くあり、1つに統一されていない。TechEyesOnlineでは硬度計(硬さ試験機)を物理量測定器に分類しているが、アプリケーションの観点では科学分析機器が妥当という見解もある。計測・分析・検査機器を分類する仕方(分類法、カテゴリー名称)は1つではない(識者によって分類方法はたくさんあり、1種類に統一はできない)。
ラテン語のdur(us)が「硬い」を意味するのがデュロメータの語源だが、なぜゴムのような軟質材料の硬さ計の名称になったかは不明。
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