テレホンユニットテスタ
(telephone unit tester)
安藤電気の電話機用測定器、形名AE-9302、AE-9303などの品名。電話機端末用のレイヤ1テスタ(物理層の接続確認の試験器)で、DP/PB(※)(ダイヤルパルス/プッシュボタン)信号測定や、抵抗・静電容量などを1台で測定できる。2000年頃まで、電話機などの端末メーカに重宝されたが、現在は生産終了。従来の固定電話用で、携帯電話用ではない(無線、RFの機能はない)。
1987年6月発行の安藤技報に「端末機器製造ライン用自動計測器 テレホンユニットテスタ/ レベルテストセット AE-9302,AE-9310」という紹介記事があるので、1980年中頃の開発品と推測される。AE-9302はその後AE-9302Bになり、後継器AE-9303がつくられた。
安藤電気は有線通信計測器を長らく日本電電公社(現NTT)に納めた(電電ファミリー)。電話機やFAX(ファクシミリ)、モデムなどの通信回線につながる端末機器の試験器を多くラインアップした。岩崎通信機やアンリツのように電話機をつくることはなかったが、交換機エミュレータ(擬似交換機)なども得意だった(ただし擬似呼はつくっていない)。2000年頃に横河電機に吸収され、光測定器は横河計測に現役で残っているが、光以外の電気通信の測定器はすべて生産終了した。現在ではモデムテスタや、アナログ通信回線のレベル計などは、大井電気が継続している。
(※) プッシュボタン式電話機で0~9の数字を押すと、受話器から「ピ、ポ、パ」と音が聞こえる。これをPB信号と呼ぶ。PB信号を送るプッシュ回線は、0~9の10種類の数字に異なる周波数の音を付けている。交換機は音で番号を認識する。

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