計測関連用語集

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詳細説明

テレコム

読み方:

てれこむ

カテゴリー:

#プロトコルアナライザ #伝送/交換装置用測定器

(telecom)
テレコミュニケーション(telecommunication)の略。接頭辞teleは「遠い、遠く」、communicationは「通信、共有、意思疎通」のため、「遠隔との通信」の意味。狭義にはインターネット、携帯電話などの遠距離通信システムや事業、関連企業を、広義には電子的な手段で情報を交換することを指す。音声、画像、データなどの様々な形式の情報を送受信する技術やインフラを意味する。有線通信や携帯電話、マイクロ波通信、光ファイバ通信、衛星通信、テレビ放送、インターネットなどを包含する概念がテレコミュニケーションで、略してテレコムといわれる。
狭義の例は日本テレコム(ソフトバンクの前身の一社)、ドイツテレコム(Deutsche Telekom)、SKテレコム(韓国)などのキャリア(通信事業者)がある。他にも、無線機器を扱う専門商社の(株)テレコム、映像制作のテレコムスタッフ(株)、無線設備の認証・試験を行う機関のテレコムエンジニアリングセンター(TELEC、テレック)など、多くの会社名や団体名に使われている。

1984年創刊で、情報通信業界のビジネスパーソン向けの専門情報誌「月刊テレコミュニケーション」(リックテレコム社発行)に「テレコムからデータセンターへと成長軸がシフトする光ファイバーケーブル市場(2025年6月11日)」という記事があり、古河電工の幹部をインタビューしている。ここでいうテレコムとは通信網、通信ネットワークを指している。
1990年代のキーサイト・テクノロジーSDH/SONETアナライザSS No.7プロトコルアナライザなどをラインアップしていた。同社営業マンがこれら製品群を「テレコム」と発言したのを筆者は記憶している。「通信事業者や通信機器メーカ」向けの通信計測器という意味でテレコムと表現したと思われる。
テレコムと「ネットワーク」は使い方が違うが似たことばである。また「データ通信」も似ているが対象とする計測器の範疇が少し異なっている。通信計測器の分類で「テレコム」と「データ通信」の違いを説明するのは難しい。「データ通信」の代表機種はプロトコルアナライザで、通信網の様々な規格(通信方式)を評価する「OTN/SDH規格やギガビットイーサネット」の計測器は「伝送/交換装置用測定器(※)」である。「データ通信」と「伝送/交換装置用測定器」を合わせた機種群が「テレコム」のイメージである(あくまでイメージ)。
(※) インターネットの普及と共に公衆通信網の主力装置だった交換機はルータサーバになり、「伝送/交換装置」という呼称は現在の計測器の分類名では古臭いものとなった。ただし伝送や交換は国家資格の電気通信主任技術者で今でも使われていることばである。

横河電機の計測器部門(現横河計測)が1990年頃に通信計測器に参入した際、従来の同社の汎用測定器(電力測定器レコーダオシロスコープマルチメータなど)と区別して、COM(コム)と称していた。通信を意味するcommunicationの頭を略した呼称である。コムという呼称はあまり聞かないがテレコムは良く使われることばである。

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参考記事
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