チャンネル間ディレイ機能
(channel delay function)
FFTアナライザの機能の1つ。小野測器の「FFT解析に関する基礎用語集」には次のようにある。
音響系や機械系などの伝達関数測定時に、その系における信号の伝播時間が長く、系の入力信号と出力信号との間に時間的なずれが生じると、正確な伝達関数の測定ができない(コヒーレンス関数が低下する原因となる)。ディレイ機能はこのようにチャンネル間に時間的なずれがある場合、マスタチャンネルのサンプリング開始に対し、スレーブチャンネルのサンプリング開始を遅らせ、時間的なずれを補正する機能である。